石丸伸二氏の参謀招き勉強会、維新は新党と決裂…都議選へ各党思惑
中村英一郎 松田果穂 太田原奈都乃 中山直樹
6月13日告示、22日投開票の東京都議選(定数127)まで4カ月を切り、各党が候補者の擁立作業を進めている。26日には、地域政党「再生の道」を立ち上げた石丸伸二氏(42)が記者会見を開き、候補者擁立に向けた選考の応募状況を公表。7月に予定される参院選の前哨戦とも位置づけられるなか、それぞれ差別化や独自色を模索している。
石丸氏によると、新党には1128人の応募があった。このうち男性が88%で、40代が最も多い。沖縄県豊見城市の元市長から応募があったと明らかにしたほか、年収800万円以上の応募者が全体の39%だったと強調。現時点で現職都議からの応募はないという。
石丸氏は、都議選の全42選挙区に最大60人を擁立する方針。応募者が1千人を超えたことをふまえ、都議選の候補者の上限を当初想定から5人増やした。
まずは書類選考で360人に絞ったうえで、ウェブ上の適性検査を実施し、120人程度の通過者を3月中旬に公表する。面接を経て、3月下旬~4月中旬に立候補予定者を発表する予定という。
石丸氏自身は立候補せず、会見では「即戦力で、仕事ができる方を政治に巻き込む」と話した。