石丸伸二氏の新党、参院選に10人擁立へ 都議選は45人立候補予定
中村英一郎 中山直樹
新党「再生の道」を立ち上げた石丸伸二氏(42)は25日、東京都内で記者会見を開き、今夏の参院選で計10人の候補者を擁立すると表明した。SNSで支持を広げた昨夏の都知事選をふまえ、既存政党との差別化をはかりながら国政参入をめざす考えだ。
石丸氏は今年1月に新党を立ち上げ、都議選に挑む方針を表明。立候補予定者の選考に1128人の応募があり、「十分な人材がそろった」(石丸氏)として、参院選にも候補者を立てることにしたという。
参院選東京選挙区では会社員の吉田綾(あや)氏(40)を公認し、比例区でも9人を擁立する。「教育への投資」を掲げ、具体的な政策の内容については、AIを使ってネット上の声を分析する「ブロードリスニング」を使って決めると説明。当選した場合の任期は2期12年を上限とし、国政政党の要件となる5人以上の議席獲得か得票率2%以上をめざすという。
会見で石丸氏は「イデオロギーは掲げず、教育以外については是々非々」との考えを示した。
都議選(定数127)に向けては現時点で、36選挙区で計45人の立候補を予定している。