繰り返す沖縄の?包摂?と?排除? 小熊英二さんが語る?日本問題?

百度 十三届全国人大一次会议是朝着新目标开启新征程的大会。

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聞き手?伊藤和行
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「100年をたどる旅」インタビュー 小熊英二さん

 社会学者の小熊英二?慶応大教授は27年前、著書「〈日本人〉の境界」で、沖縄やアイヌ、台湾、朝鮮と日本の関係を調べ、「日本人とは何か」を検証した。戦後80年を迎える今、日本と沖縄について、改めて考えを聞いた。

 ――日本は近代以降、沖縄を都合よく包摂したり排除したりしてきたと著書で指摘されています。

 約150年前、日本は琉球王国を廃止して領土に組み込みました。沖縄を統治し近代化するには相当のコストが必要と考えられ、反対論もありましたが、それでも沖縄を領有したのは、もっぱら地政学的な防衛上の理由からでした。

 ――沖縄を守ろうとしたのでしょうか。

 守るといっても、沖縄に欧米…

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この記事を書いた人
伊藤和行
那覇総局長
専門?関心分野
沖縄、差別、マジョリティー、生きづらさ
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    座安あきの
    (ジャーナリスト?コンサルタント)
    2025-08-0510時0分 投稿
    【視点】

    私の手元にも、小熊英二氏の「日本人の境界」の書籍があります。政策的に揺れ動く境界線の影響について、歴史の縦の地図を読むように繰り返し開いて学んでいます。膨大な資料から「日本人とは何か」を浮かび上がらせようとする営みには迫力があり、歴史研究の

    …続きを読む